《裏マン×星槎グル-プPRESENTS公演 8・12-絆-2010》

裏長屋マンションズの座長を務める俳優 赤塚真人は、1985年8月12日に発生した日航ジャンボ機墜落事故で一人の親友を失った。プロのジャズドラマーを目指し、片時もその手からドラムスティックを離さなかったその青年は、あの日、羽田発大阪行きの日本航空123便に乗りこんだ。

 彼は何処へ行こうとしていたのか。
そして、機上で何を想ったのか。

あの事故で絶たれた520余名の想いを、そして遺されたものの想いをけして忘れては ならない、風化させてはならないという大きなテーマを掲げつつ、笑いあり、涙ありの 人情喜劇に仕立てられた作品。
事故から25年目の今年、二宮公演の生みの親である星槎グループの協賛により東京八王子・高尾での上演で再び甦る。

泣いちゃった。(小学生 女の子)

笑いあり、涙あり、感動しました。毎日毎時間を大切にしたいと思います。亡くなった父母、妹に 私も会いたいな、と思いました。感動をありがとう。
(30代 女性)

ぼくは、かんたんに「死ね」とか言ってしまうけど、言葉の重みがわかっていなかったです。 このしばいを見て本当によかったです。(小学生 男の子)

ラストのシーンでは、もう涙が溢れてきて、言葉にならないぐらいの感動がありました。(中略) いつか私も、あんな舞台に立ちたいと思いました。
(高校生 女子)

感無量 いつか私も 家内と会えるのでしょうか(50代 男性)

【STORY】
青年は、プロのドラマーを目指し来る日も来る日もスティックを握り続けた。バイト先のライヴクラブでも、その厨房で、ドラムセットで刻まれる彼のリズムは、一日もやむことなく鳴り響いた。ある日、店番をする彼のもとに一本の電話がかかってくる。彼はむしり取るように受話器に飛びついた。
そしてその数日後。1985年8月12日。蒸し暑い夜であった。午後6時56分。彼を乗せた羽田発大阪行き日本航空123便は、離陸直後の事故でコントロールを失ったまま32分間に及ぶ迷走飛行の末、群馬県上野村の、後に「御巣鷹の尾根」と名付けられる、群馬長野県境御巣鷹山の斜面に激突した。乗員乗客524名とともに。

舞台はかつて青年の通ったライヴクラブ「ぶすはうす」。あの事故から20年の月日が経っていた。そして今日は、20回目の8月12日。毎年、青年を偲んで行われてきた追悼ライヴには、いろいろな人間が様々な想いを胸に店を訪れる。だが、その日は不思議な夜だった。やがて、思わぬ形で誰も知り得なかった真実が明らかになる。

●共 催●
星槎グループ

●協 力●
劇団新制作座
劇団ひまわり
有限会社シノハラ藝能事務所
株式会社シュルー
コントロール
医療法人社団青山会青木病院
青木 誠
裏マンサポーターの皆様

●出 演●
赤塚真人
福島靖夫
青木ひでみ

寺本岳矢
二木奈緒
永野百合香
ミヤガワアキ

真延心得
白仁裕介
伊藤 徹
天野暁兒
永見 朱

永峰三久
日野水仁
北川恵亮
牧野 愛

伊藤 亮
赤坂茉莉華
福島里佳
小川 誠

●スタッフ●
原 作:赤塚真人
脚本・演出:塚松文左衛門
監 修:平松豊司
舞台監督:今野忠明
照 明:川村寧麿
音 響:黒澤 茂
美 術:今野忠明
音楽監督:小川 誠
スチール:高尾 徹
宣伝美術:白仁裕介

●会 場●
星槎高尾キャンパス ホール

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